商店街・まちづくりへのこだわり。

『元気なまちの、仕掛人。』
中央商店街アーケードにはいつも沢山の人が賑わい、いまや日本で一番元気な二十万都市といわれる“させぼ”。
そのエネルギーの源流はどこにあるのか。“商店街”“まちづくり”にこだわり続ける“まちのバッグ屋さん”『タケモト』の名物社長、竹本慶三が語ります。


  • ●竹本慶三 プロフィール
  • まずは、やってみよう!『できない』ではなく、『どうしたらできるか』。

    まちづくりに竹本慶三が深く関わり始めたきっかけは、大型店進出への危機感からだった。

    「いろんなことを始めたのは、1997年の郊外大型店進出への危機感がきっかけでしたね。このままではだめだ、と有志で集まってアイデアを出しあったんです。」

    ピンチをチャンスにかえようと、大型店のオープンに先駆けて開催したのが『きらきらフェスティバル』。百万個の電球で街中にイルミネーションを飾り、ほぼ一ヶ月半にわたって毎週末になんらかのイベントを開催。足りない予算は市民応援団を募ったり、アーケードを会場にした「きらきらチャリティ大パーティ」などで生み出した。

    『「できない」ということを言うのではなく、「どうしたらできるか」を考えよう!』
    というのが竹本慶三の口ぐせ。
    今では同フェスタは佐世保の冬の風物詩となり、2008年で第13回を迎える。
    きらきらフェスティバルの2年後、同様に市民参加型のイベントとしてはじまったYOSAKOIさせぼ祭りも、商店街有志を中心に開催。
    次々にでる市民参加型のアイデアで、出逢いの場としての商店街も賑わい、
    一時は落ち込んだ客足も、再び戻ってきました。

    『にぎわい』が『にぎわいを呼ぶ』。“まち”は、『人と人とが出逢う場所』。

    商店街の3つの役割とは。

    「商店街が持っている役割には3つある。
    『商業的役割』=ものの売り買いと、『社会的役割』、人が出会い、交流する場所としての役割。そして3つめが「文化的役割」、情報発信の場としての機能。

    これまでは『経済的役割』が主とされてきたが、
    これから先はそうじゃない、値段で勝負しても大きいところには勝てない。
    ほかの二つの役割を簡単に言えば『賑わい』。
    じゃあその賑わいを作り出すにはどうしたらいいか。
    簡単に言えばイベント、お祭りをやろう、ということになった。
    ひいてはそれが、商店街の活気に繋がるんです。」

    身の丈にあった“あるもの探し”。『まち自慢』を育てよう!

    “まち”は魅力の宝庫。発見し、育てていく。

    「全国のまちづくりを見ていてよく思うのは、
    『自助・互助・公助』が『公助・互助・自助』の順番になっていないか?ということ。
    補助金がないから、行政がなかなか助けてくれない、と言うのではなく、
    自分のまちを自慢できるか?
    自分のまちを歩いて自慢できる場所を何ヵ所作ったか?
    そして、自慢できる人をどれだけ持つか?
    そういう人・ところを発掘し、どれだけ作っていくか。」

    「そのためには身の丈にあった発展・開発をしていくことも大事。
    『ないものねだり』ではなく、『あるもの探し』をということですね。
    見えていないだけで、ほんとに素敵なものがいっぱいあるんです、まちには。」

    「多ければ多い程、活力が生まれ、元気がでてきます。
    まずは、自分のまちを自慢できるようにしなければね!
    『まち自慢』は一つのキーワードですね。」

    知ってる顔に会える商店街、自慢できる『お店づくり』。まずは、“楽しむ”こと!!

    一人一人との出逢いが『タケモト』の喜び、誇りです。

    もちろん、商店街の各商店の努力も必要。
    四ヶ町商店街で手がけているのは「一店逸品運動」
    大分県での「一村一品運動」を手本に、それぞれの商店が、自慢できるもの・魅力あるものを発掘しようと、2006年から始めています。
    魅力あるものにするために、商店どうしでアイデアをだしあうことも。

    「顔が見える商店街、知ってる顔に会えるまち。」
    市民どうし、お客さん同士が知っている顔に会えるんです。
    それぞれのお店は、人が相談におとずれたり、相談に乗ったりするサロンであるべき。
    『タケモト』にはいろんなお客様が遊びにきます。
    『ちょっと近くば通ったけん、顔ば見にきたとよ。』
    『バスの時間まで、まだだいぶあったけん。』
    そんなお客様一人一人が、うちの誇りだと思ってます。」

    2007年には初のコミュニティFM局も開局し、ますます賑わいを見せる“させぼ”。

    「まずは何より自分が動くこと!そして、『楽しむ』ことが大切です。
    お客さんとの新しい出逢いを、私も楽しみにしています。」

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竹本慶三 プロフィール

1950年 1月30日生まれ
有限会社タケモト(バッグショップタケモト)代表取締役

1973年明治学院大学経済学部商学科卒業
1985年長崎県私立幼稚園PTA連合会 会長
1987〜88年長崎県中小企業団体中央会青年部 会長
1990年(社)日本青年会議所九州地区 長崎ブロック協議会会長
1993年佐世保市商店街連合会青年部「大輪会」 初代会長
2000年SASEBO compass21 代表幹事
1996年〜18年きらきらフェスティバル実行委員会 実行委員長
1998年〜08年YOSAKOIさせぼ祭り実行委員会 実行委員長
2003年〜18年させぼ四ヶ町商店街協同組合 理事長
2004〜05年佐世保中央ロータリークラブ 会長
2006〜11年「長崎県観光マイスター」
2007年〜「地域活性化伝道師」 (内閣官房 委嘱)
2007〜10年「中小機構・まちづくりサポーター」 (中小企業整備基盤機構 委嘱)
2007年〜「地域中小企業サポーター」 (経済産業省 委嘱)
2007年〜コミュニティFM FMさせぼ 代表取締役社長
2007年〜11年九州地方放送番組審議会 委員 (NHK)
2010年〜11年九州地方放送番組審議会 委員長(NHK)

【現職】

長崎県商店街振興組合 副会長
長崎県中小企業団体中央会 副会長
長崎県中小企業労務改善集団 会長
長崎県私立学校審議会 会長
佐世保商工会議所 常議員 商業部会長
佐世保市商店街連合会 会長
(財)コンベンション協会 理事
YOSAKOIさせぼ祭り 実行委員会 特別顧問
長崎県観光マイスター (長崎県)
地域活性化伝道師 (内閣官房 委嘱)
URまちづくり支援専門家 (UR都市機構)
長崎経済同友会 佐世保中央RC所属

1950年(S.25年)佐世保市生まれ、佐世保北高から、明治学院大学経済学部に進み、
1973年卒業後、六年間の修行を経て、家業(ハンドバッグ・カバン小売)を継ぐべく
(有)タケモトに入社、その後95年から、代表取締役に就任。
本業のかたわら、商店街の組織化、近代化に身を投じ、
させぼ四ヶ町商店街協同組合の監事として83年に就任したのを皮きりに、
88年から理事、89年から常務理事、99年から副理事長を歴任。3年理事長に就任。
併せて佐世保市商店街連合会 会長
長崎県商店街振興組合連合会 副会長
佐世保商工会議所 常議員
長崎県中小企業団体中央会 理事
又、県観光マイスター(県内5人)に認定、地域活性化伝道師・中小機構・
まちづくりサポーター地域中小企業サポーターなどを委嘱されるなど
地区及び県・国の経済・観光関係の要職も数多く歴任。
全国各地での講演活動など、その活動範囲は幅広い。
タケモトへ、ようこそ!
バッグショップタケモト外観

『出逢い・そして感動』を合い言葉に60余年。
20万都市では日本で一番元気なまち、
長崎県佐世保市の四ヶ町商店街にある、
“まちのバッグ屋さん”バッグショップ・タケモトへようこそ!

バッグショップタケモト地図
タケモトロゴ

〒857-0871 長崎県佐世保市本島町4-22
●TEL/0956-22-8569 ●FAX/0956-25-8084 ●営業時間/午前10:00〜午後7:00
●年中無休 ● E-mail/ mail@takemoto-bag.com

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